起立性低血圧の症状と原因についてです。起立性低血圧とは、寝ている又は座っている状態から立ち上がった時に低血圧を起こし、立ちくらみなどの症状が見られる事を言います。

起立性低血圧を起こすと、起立時に20mmHg以上血圧が下がり、めまいや立ちくらみなどの症状を起こすのです。

もし普段90mmHgしかない方が起立性低血圧を起こすと70mmHgほどになってしまいますので、起立性低血圧は本人にとっては大変つらいものなのです。

 



起立性低血圧の40%の方は、もともと低血圧(100/60未満)をお持ちの方ですから、かなり深刻になる方もいらっしゃいます。


起立性低血圧の症状や原因、そして治療方法を確認して、起立性低血圧に対処出来るようにしておきましょう。


①起立性低血圧の症状

疲労感、動悸、立ちくらみ、めまい、頭痛、朝起きれない、耳鳴りなどが起立性低血圧の主な症状です。 お子様からお年寄りまでこの症状は見られますが、特にお子様にこの症状はよく見られます。




②起立性低血圧の原因

起立時に重力で血液が下に落ちて、脳に十分な血液が行き渡らなくなり、虚血状態になるのが起立性低血圧の原因とされています。

 

普通は自律神経などの力によって血液を脳へ戻すのですが、起立性低血圧の方にはうまく対応が出来ないようです。つまり起立性低血圧の方は、自律神経に原因がある方が多いのです。

 

③起立性低低血圧の治療

投薬治療を行う場合もありますが、通常は生活習慣の改善で治療出来る事も多いです。

1、水分や塩分を十分取り、体を冷やさない。

2、お風呂は半身浴でゆっくり体を温める。

3、急に起き上がらない。 以上のようなことにお気を付け頂きたいと思います。

 

起立性低血圧は、他人から見ると「学校をずる休みしてる」とか「仕事も行かないで何してる」と思われがちです。 しかしこの病気をよくご理解いただき、思いやりを持って接して頂きたいと思います。

 

特にお子様の場合は、成長と共に症状が軽減いたしますので、暖かく見守って頂ければと思います。