最高血圧と最低血圧についてです。この記事でハッキリと最高血圧と最低血圧を区別しましょう。例えば150/95mmHgの方でしたら、最高血圧(上の血圧)は150で最低血圧(下の血圧)が95となります。
最高血圧=上の血圧=収縮期血圧 |
最低血圧=下の血圧=拡張期血圧 |
最高血圧とは、心臓から血液を送り出した時(収縮期)の血管内壁が受ける圧力の事を言います。
それに対して最低血圧とは、次に送り出す血液を心臓内にためて膨らんでる(拡張期)状態の時の血管内壁が受ける圧力を指して言います。
そのため最高血圧を収縮期血圧、最低血圧を拡張期血圧とも呼んでいる訳です。
言い方が多すぎて混乱してしまいますが、ご自分の分りやすい言い方で大丈夫なので区別しておきましょう。
最高血圧/最低血圧 | 上の血圧/下の血圧 |
至適血圧 | 120/80未満 |
正常値血圧 | 130/85未満 |
正常高値血圧 | 140/90未満 |
Ⅰ度高血圧 | 160/100未満 |
Ⅱ度高血圧 | 180/110未満 |
Ⅲ度高血圧 |
180/110以上 |
最高血圧と最低血圧の差について
①血圧の差が大きい場合
最高血圧は年齢と共に上昇しますが、最低血圧は60歳あたりから下がり始める傾向があります。つまり高齢者になると、最高血圧と最低血圧の差(脈圧と言います)が大きくなってきます。
この血圧の差が70mmHg以上になると、動脈硬化がかなり進んでいる可能性が高いと言われてますので注意して下さい。
②血圧の差が小さい場合
肥満の方にたまに見られる現象ですが、最高血圧に比べ最低血圧が高くなる場合があります。(例えば130/95など、下の血圧だけ高い)
もしBMI25%以上の方でしたら、運動やダイエットによって血圧が正常値になる可能性が高いです。頑張りましょう。