血圧の正しい測り方についてです。血圧の測り方を間違うと、実際より20mmHg前後の誤差が出る事もありますので、正しい血圧の測り方をこのページでマスターいたしましょう。

血圧の正しい測り方は、血圧を管理する上での大切なスタートとなります。

血圧の正しい測り方

①決まった時間に血圧を測る

通常は起床時と就寝前の2回測るのが正しい血圧の測り方ですが、お時間がなければ起床時だけでもいいです。



②トイレを済まし、リラックスして座った状態で測る

運動直後や食後すぐの測定は避け、落ち着いて座って測るのが正しい血圧の測り方となっています。

③上腕の付け根2cmほど上に巻く

緑色の線を動脈に合わせ(写真を参照)、上腕の付け根2cmほど上に巻きます。そして上腕を心臓と同じ高さにするのが正しい血圧の測り方です。上腕の位置が心臓より低い場合、20mmHg前後血圧が高く表示されますので測り方には十分ご注意下さい。

④血圧手帳を付ける

血圧手帳を付ける時は、2回血圧を測って2回目を血圧手帳に記載して管理していきます。1回目はリラックスしていないことも多く安定しない場合が多いからです。

それでは血圧の正しい測り方をマスターしたところで、血圧を正しい測り方で測定してみましょう。

血圧 測り方  mmHg
至適血圧 120/80未満
正常血圧 130/85未満
正常高値血圧 140/90未満
Ⅰ度高血圧 160/100未満
Ⅱ度高血圧 180/110未満
Ⅲ度高血圧 180/110以上

成人の血圧の正常値は130/85mmHg未満、高齢者の血圧目標は40/90mmHg未満となっています。血圧の正しい測り方を理解していないと、本当は130/85mmHgであるものが150/90mmHgなどと誤表示をする場合がありますので注意して下さい。

血圧の測り方で、上腕部を心臓と同じ高さにする点が大切ですからね。