血圧脈派検査についてです。血圧脈波検査は、動脈の硬さ(CAVI)と動脈のつまり具合(ABI)を調べるために行われる検査で、主に高血圧・糖尿病・高脂血症などの持病を持つ方に実施される事が多い検査となっています。

血圧脈波検査の検査方法は、ベットに横たわり左右上腕と左右足首の計4か所の血圧を測ります。検査は2~3分ですぐに終わりますが、動脈硬化の進行具合を即座に測定してくれる優れものです。



高血圧・糖尿病・高脂血症などの持病をお持ちの方は、この血圧脈波検査を3年に一度は受診する事をお勧めいたします。血圧脈波検査は、1回3,000円ほどで受診可能です。

血圧脈波検査 正常値  正常値
動脈の硬さ(CAVI) ~9.0(7.5±0.7が最適)
動脈のつまり(ABI) 0.9<ABI<1.3

血圧脈波検査の項目CAVIは、動脈の硬さを見る検査です。正常値の9.0を超える50%の方は、心臓や脳の動脈硬化が進んでいると考えられます。



CAVIの最適値は6.8~8.2とされており、CAVIの数字から血管年齢も測定出来ますので実際の年齢とどのくらい若いか又は老化しているかが分ります。血圧脈波検査でいい結果が出るとうれしいですし、是非一度正常値か検査してみて下さい。

次に血圧脈波検査の項目ABIは、動脈のつまり具合を見る検査で、0.9未満の方は動脈硬化が進んでいると考えられます。また1.3を超える方は動脈血管内側にカルシウムが蓄積され石灰化した最終段階を指します。

動脈硬化を治療するには、動脈硬化を引き起こした疾病を治療していくしかありません。

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今回は、血圧脈波検査について解説いたしました。