血圧が200以上というのは、言うまでもなく大変危険な状態です。血圧の薬を飲んでも血圧が200以上のまま下がらないというのであれば、他の病気が原因で血圧が200以上になっている可能性が考えられます。

通常は血圧の薬を服用すれば、血圧が200以上になる事は考えにくいので、もしかすると血圧の薬が体に合っていないのかもしれません。



いずれにせよこのまま血圧200以上の状態が続くと脳内出血の可能性が高いので、他の病気の可能性も含めて大学病院などで精密検査をするのが良いと思います。

下の表は血圧の正常値の一覧表です。血圧200以上Ⅲ度高血圧となりますが、表にも収まらない様な強烈な血圧の数字である事がお分かり頂けると思います。血圧200以上は命に関わる重病ですので、すぐに病院へ行って下さい。

血圧 正常値 単位(mmHg)
至適血圧 120/80未満
正常血圧 130/85未満
正常高値血圧 140/90未満
Ⅰ度高血圧 160/100未満
Ⅱ度高血圧 180/110未満
Ⅲ度高血圧 180/110以上




血圧200以上の中でも特に210/130mmHg以上の方を「悪性高血圧」と呼んでいます。これは高血圧患者の200人に一人の割合で発症し、この状態が続くと1年以内に死亡してしまうと言われています。

悪性高血圧の主な原因は、腎血管性高血圧、慢性糸球体腎炎、膠原病からくる腎臓病や糖尿病などが原因です。またこの悪性高血圧は、働き盛りの40歳前後の若い男性に多く見られるという特長もあります。

血圧200以上を軽く見ると大変なことになります。特に210/130mmHg以上だと、命に関わる病気を発症している可能性がありますので、明日すぐに病院へ行き血圧200以上だとお伝え下さい。