降圧剤の種類をご紹介いたします。降圧剤の種類には主に①利尿剤②β遮断薬③カルシウム拮抗薬④ACE阻害剤⑤ARBの5種類の降圧剤があります。

その他にもα遮断薬やαβ遮断薬といった種類の降圧剤もありますが、今回は5種類の降圧剤の商品名や作用をまとめさせていただきます。

どの降圧剤も血圧を下げる効果がありますが、いつまでも降圧剤に頼るのではなく、食事療法や運動療法などをご自分のものにして、降圧剤が無くても血圧をコントロール出来るように頑張って下さい。

降圧剤 種類 降圧剤 商品名 種類 降圧剤 作用
利尿剤

ループ利尿剤、チアジド系利尿剤、ダイアート、アセタゾラミド、抗アルドステロン性利尿薬

体内の水分と塩分の排泄を促進させる降圧剤です。糖尿病の方は血糖値の上昇に注意して下さい。

β遮断薬

インデラル、テノーミン、ミケラン、ブロカドレン、カルビスケン

心臓の活動を和らげ、心臓を落ち付かせる働きがあります。またα遮断薬という降圧剤もあり、血管拡張を促し血流を良くする作用があります。

カルシウム拮抗薬

アダラート、ノルバスク、カルブロック、コニール、アムロジン

利尿剤と一緒によく処方される降圧剤です。副作用が少なく、よく利用されています。血管を拡張し、血流を良くして降圧する作用があります。グレープフルーツは食べてはダメです。

アンギオテンシン阻害薬(ACE阻害剤)

セタプリル、カプトリル、コナン、ロンゲス、レニベース

価格が安く、糖尿病や腎臓病を患っている方に処方される事の多い降圧剤です。咳が出るという副作用があります。

アンギオテンシンⅡ祖阻害薬(ARB)

ニューロタン、ブロブレス、ディオバン、ミカルディス、オルメテック

ACE阻害剤と同じような作用がある薬ですが、咳が少なくて済みます。比較的新しい降圧剤で高血圧患者の25%ほどが服用しています。


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